2012年5月9日水曜日

全日本トラック協会とは?


トラック運送業者にとっては欠かすことができない存在で何かと
業界のために動いてくれてはいるもののトラック協会とは
一体どのような組織なのでしょうか?

通称トラック協会

埼玉県トラック協会
 全日本トラック協会とは、1948年2月に設立された日本の運送会社で構成されている業界団体のことで、東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー19階に本部を構える公益社団法人です。
 トラック協会は47都道府県の地域単位で支部を持っていて、東京都トラック協会、大阪府トラック協会、愛知県トラック協会などなど…といった形で全国的に配置されています。

※業界団体
業界団体とは企業や団体など特定の業務に携わる個人を会員として構成される非営利団体のことで、業界全体にとってのメリットやデメリットなど共通する課題に対して、共同しつつ個々の企業の名前を表に出さずに対応することを目的とする組織です。

※公益社団法人
一般社団・財団法人法に基づいて設立された一般社団法人で、公益法人認定法に基づいて公益性を認定された社団法人のこと。
全日本トラック協会は2012年の4月1日から内閣総理大臣から公益社団法人の認定を受けました。

全日本トラック協会の仕事

業界のイメージアップも仕事です
 全日本トラック協会は以下の

  • トラック運送事業の適正な運営、健全な発展の促進
  • 公共の福祉に寄与するための事業の発展
  • 事業者の社会的・経済的地位向上と会員間の連携・協調の緊密化

といった活動を目的としていて、具体的には各都道府県のトラック協会が挙げる要望事項というものをもとに国土交通大臣や関係省庁、トラック輸送振興議員連盟などなど…に掛け合うことで業界の利益を確保したり、時には世論に対するアピールなどを行うためにACのように広告を出したりしています。
 また、内部的にも環境・エネルギー対策、交通安全対策、ドライバーの実態について調査したりといわば業界の世論とも言うべき存在です。

 ちなみにホームページでは業界団体の利益追求から「街でみかけたおもしろトラック」、「トラックの早わかりミニ知識」などトラックドライバーでなくても気になってみてしまうようなコンテンツまで充実したものが提供されています。

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