2012年3月27日火曜日

中古トラックの維持に必要な費用


トラックの維持には費用がかかります。

どのくらいかかるのか把握しておけば、買取に出すかどうかの判断に役に立つことと思います。

大型トラックに課される税金
自動車税納付証明書 

大型トラックに限らず自動車の維持にはお金がかかります。

持っているだけで税金や駐車スペース分の土地代がかかるわけですから、考えものです。

課される税金は
  • 自動車重量税
  • 自動車税
この2つの税金が課されるわけですが、何に使われるか知らずに払うのもちょっと腑に落ちないと思いますので、これらの税金の用途について言及したいと思います。

まず自動車重量税についてですが、その名の通り、自動車の総重量に応じて課税額が変わってきます。
納付するのは自動車の新規登録時や新規届出時、車検を受けて車検証を交付された時です。
したがって、走らせない自動車に対しては課税されない税金となります。

2010年4月1日以降に車検証の交付を受けた車輌に対しては20%税額が引き下げられましたが、それでもそれなりの課税額です。

勿論のこと大型トラックの重量税はMAXです。
自家用だと3トンまで15000円/年で、以降1トンごとに5000円が加算されていきます。
10トントラックだと50000円です。馬鹿になりません。

事業用だと1トンごとに2700円となり、10トントラックで27000円です。
10台抱えていると270000円かかります。馬鹿になりません。

さらに、車齢が18年を超えるものは2010年3月31日以前の税額で徴収されるので、更に高額になります。
事業用の10トントラックで28000円/年かかります。

田中角栄「自動車はぜいたく品」
この自動車重量税ですが、重量に対して課税するというのがどういうことかというと、 この重量税を作った田中角栄が「自動車はぜいたく品だからそれを持っている国民はまだ税負担する能力がある」という理論によって出来た税金です。
この時の暫定税率が40年以上も保持されているのだから驚きです。

この重量税は道路の整備に使うことを主な目的としていますが、御存知の通り、年末に急激に増えるムダな道路工事に使われているのが現実だと思います。

続いて、自動車税についてです。

この自動車税は重量税とは異なり、走っていない自動車に対しても課税されます。
置きっぱなしにしている自動車に対しても課税されるので、逃れられない税金です。

大型トラックにおいては最大積載量で税額が変わります。

10トントラックだと 38900円/年です。

ただし、自動車税においては月割で出してくれるので、大型トラックを買い取りに出すときには早めに買取にだすと税金が安くすみます。


年間で考えると、10トントラック1台につき、重量税と自動車税で65900円かかります。
これに税金以外の維持費用がかかるので、使わないものは早めに買取に出したほうが、査定額も高いまま買取してもらえるのでお得ですね。


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