2012年4月12日木曜日

中古トラック選びのポイント


 中古トラックは同じ車種でも走行距離や年式などで大幅に値段が変わってきます。
ただし、走行距離が短ければいいトラックなのか?年式が新しければいいトラックなのか?
そういう疑問を抱かれたことがある方も少なくないのではないかと思います。

走行距離が長い=トラックを酷使しているとは限らない

走行距離が短くても無茶していたら状態が悪い
一般的には走行距離の長い車はトラックに限らず中古買取・中古販売ともに価値が低くなる傾向にあります。
しかしながら、走行距離が長いトラックは果たして本当に悪いトラックなのでしょうか。

そもそも走行距離を買取価格の基準として考える意味は、「長い距離を走っているトラックのほうが車体やパーツが傷んでいる可能性が高い」ということです。
あまり走っていないトラックは車体やパーツがそんなに傷んでいないだろうと考えられるんですね。
しかし、ここで疑問が生まれます。
荒っぽい運転ですぐにトラックをダメにしてしまう人がいることですね。
また、全くといっていいほど自分のトラックをメンテナンスしない人もいます。信じられないですが。

走行距離が短くても以前のオーナーがこういう人だったとしたら、予想外に早く故障したり、変な癖がついてしまっていたりしかねません。
逆に、走行距離が長くてもしっかりと手入れの行き届いているトラックであれば長持ちすることもあるし、継続して手入れしてあげれば更に長く乗り続けられるでしょう。

走行距離はあくまで目安であり、トラックの状態を判断する絶対的な指標でないことは理解しておかないと中古トラック選びで失敗することにつながります。
しっかりと状態を見て、整備されているトラックを選ぶようにしましょう。

逆に言えば、走行距離を目安としてしか考えていなければ、激安のお宝トラックを見つけることが出来るかも知れませんね。 


年式が古い=性能の悪いトラックというわけではない

車検のない国ではこんなことも
走行距離と同じように、年式もトラックの状態を測る基準として考えられる指標で、新しければ
それだけ性能もいいし状態もいいはずだろうと考えられます。
間違い無いとは思うのですが、やはり走行距離と同じで、トラックの実際の状態を確認することが最も重要です。

ただし、年式に関して言えば排ガス規制との兼ね合いもあり、事実上業務で使えない場合があるので走行距離よりもわかりやすい指標としての位置づけとなります。

もちろん年式が古くても性能の良いトラックはあるので、使う目的と使う地域によっては安くていいものがある可能性があるということは頭においておく必要があるでしょう。

特に日本製のトラックは中古でも比較的状態がいいものが多いです。
トラックに限らず自動車全般そう言われます。

日本製のトラック(自動車)が中古でも状態がいいと言われる明確な理由としては、皆さんお嫌いでしょうが車検の存在があります。
海外でも車検は実施されていますが、名前だけで実際には「検査しましたよ」という証明書だけのザル検査ばかりだったり、アメリカなどは国柄がよく出ており、州によって制度はまちまちで、基本的な考えとして「自分の車は自分で責任を持ちましょう」というスタンスです。
日本はその点きっちりと検査をやり、その都度悪い点に関しては修理しているので状態がいいトラックが多くなるわけです。
まあ、そこはそんなに悪くないでしょって思うことも多々ありますが、いい中古トラックを購入できるのは車検によるところが大きいのは間違い無いといえるでしょう。

車検に関してはまた別の機会に詳しく書くとします。

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