2012年4月14日土曜日

日本の車検、海外の車検



当たり前のこととして定期的にやっている車検ですが、日本の車検は特殊だということを知っていますか?
今回は中古車市場にも影響を与える車検について。


車検制度について

車検というのは略語で、正式には「自動車検査登録制度」と言います。
自動車が保安基準に適しているかを確認する検査と、検査に通った自動車の所有権を公証するために登録する制度です。

詳しくは以前に記述しましたのでそちらを参照していただきたいです。
→参考:車検の有無は買取に関係するか

車検を通っていない車は御存知の通り、走らせることは出来ません。
トラックに限らず車を持っている人にとっては厄介なものですが、日本の車が壊れにくいと言われたり、海外で日本の中古車がよく使われることの背景にはこの車検制度の違いが大きく関係していると思われます。

日本の車検

しっかりと検査されます
一般的に車検と言われるのは使用中の自動車の検査証(車検証)の有効期限を伸ばす「継続車検」と言われる車検で、一定期間ごとに行われているものです。
車検の回数を重ねるごとにあれもこれもと修理する箇所が増えてうんざりしますが、実は国家単位でここまで厳しい車検を実施している国はとても少ないのです。

そして何より、車検にかかる費用も実はそんなに高いわけではなくて、高く感じる原因は実は車検のたびにかかる重量税と自賠責保険だったりします。

車検の費用内訳としては
  1. 自賠責保険
  2. 重量税
  3. リサイクル料
  4. 代行手数料(代行者によって変動)
代行というだけあって、車検(自動車の整備)はそもそも自動車を運転する人(所有者)の義務・責任として課されているものであり、最近では自分で運輸支局に持ち込むユーザー車検も定着してきました。
日頃の乗り方次第(メンテナンスをこまめにやれば)では費用がある程度抑えられることもあり、メリットもあるのですが、メンテナンスが不十分になることがあり、走行中に故障して事故などを起こしても全てが自己責任。
海外の車の事情を聞くと走行中に止まるなんて話はよく聞くし、日本の車のように何十年も走るなんてことは考えられないとも言われます。

自動車メーカーもこの厳しい車検を何年も通るような自動車を作らなければならないので、新車も壊れにくいものを作るのは経営努力となります。そうしないとユーザーからすぐに使えなくなるメーカーという烙印を押されますからね。

車検の意義は事故を未然に防ぐことであり、ユーザー視点で見るとその意義を理解し難いというのは仕方ないことかも知れません。

しかしながら重量税はなんか納得出来ないというのはわかります。
→参考:中古トラックの維持に必要な費用

海外の車検

車検がないと・・・
日本の車検に対して、海外の車検はどうでしょうか。

よく聞く話としては「アメリカには車検がない」という話ですが、半分正解で半分外れです。
アメリカは国家単位で車検を義務付けておらず、州単位でそれぞれの基準で車検を行なっており、州によっては車検がない場合もあります。
こんな状態だったら州をまたいで車検をごまかすような方法も出てきそうなものですが、どうなんでしょうかね・・・。

その他の国でも車検は義務付けられていたり、そうでなかったりしますが、欧州諸国は比較的厳しい車検が実施されています。
欧州でも車検は事故の未然防止と近年では排出ガス低減が目的として行われており、EU加盟国に対しては定期的な自動車検査を義務付けられています。
明確な目標値と車検導入による効果も公表されており、ザル検査ではない実施状況が浮き彫りになっています。

国によっては検査さえすれば車検証を発行してくれたり、車検自体も数十分で完了してしまうなど検査が検査として成り立っていないという国もあるので、海外旅行などで現地で車をレンタルするときには日本と同じ感覚では運転できませんね・・・。

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