今や日本の物流のすべてを支えているといっても過言ではない陸運。
とりわけトラックの運送の需要は非常に高いですが、果たして最も
陸運が盛んな地域はどこなのでしょうか。
トラック輸送データ集
トラックにおける陸運に関しては全日本トラック協会から毎年トラック輸送データ集
というものが発行されていて、それによると各都道府県の保有車両数と事業者数は
次のようになっています。
各都道府県別のトラック保有台数
各都道府県別のトラック運送業者数
というものが発行されていて、それによると各都道府県の保有車両数と事業者数は
次のようになっています。
各都道府県別のトラック保有台数
- 北海道(186,199台)
- 愛知(136,756台)
- 東京(129,960台)
- 埼玉(117,684台)
- 大阪(111,184台)
- 千葉(101,276台)
- 神奈川(95,873台)
- 福岡(91,851台)
- 静岡(87,196台)
- 茨城(89,100台)
- 兵庫(72,837台)
- 岐阜(58,672台)
- 群馬(57,489台)
- 栃木(55,524台)
- 新潟(54,352台)
- 宮城(52,210台)
- 広島(51,998台)
- 長野(49,860台)
- 福島(48,564台)
- 岡山(44,056台)
- 三重(41,782台)
- 鹿児島(37,450台)
- 熊本(36,351台)
- 京都(35,370台)
- 青森(34,103台)
- 岩手(33,992台)
- 愛媛(27,846台)
- 滋賀(27,763台)
- 富山(27,597台)
- 宮崎(26,950台)
- 山口(25,885台)
- 山形(25,639台)
- 沖縄(25,516台)
- 石川(24,877台)
- 大分(23,461台)
- 奈良(21,953台)
- 秋田(21,946台)
- 香川(21,505台)
- 長崎(19,167台)
- 山梨(18,904台)
- 佐賀(18,646台)
- 福井(18,468台)
- 和歌山(17,260台)
- 徳島(16,558台)
- 島根(13,766台)
- 高知(13,645台)
- 鳥取(11,162台)
各都道府県別のトラック運送業者数
- 北海道(3,795事業者)
- 愛知(2,957事業者)
- 東京(5,815事業者)
- 埼玉(3,565事業者)
- 大阪(4,621事業者)
- 千葉(2,307事業者)
- 神奈川(2,780事業者)
- 福岡(2,165事業者)
- 静岡(1,804事業者)
- 茨城(2,379事業者)
- 兵庫(2,321事業者)
- 岐阜(972事業者)
- 群馬(1,233事業者)
- 栃木(1,200事業者)
- 新潟(856事業者)
- 宮城(1,299事業者)
- 広島(1,701事業者)
- 長野(705事業者)
- 福島(1,072事業者)
- 岡山(1,307事業者)
- 三重(989事業者)
- 鹿児島(1,136事業者)
- 熊本(916事業者)
- 京都(1,046事業者)
- 青森(910事業者)
- 岩手(649事業者)
- 愛媛(814事業者)
- 滋賀(590事業者)
- 富山(688事業者)
- 宮崎(487事業者)
- 山口(715事業者)
- 山形(446事業者)
- 沖縄(978事業者)
- 石川(859事業者)
- 大分(522事業者)
- 奈良(701事業者)
- 秋田(432事業者)
- 香川(627事業者)
- 長崎(598事業者)
- 山梨(535事業者)
- 佐賀(478事業者)
- 福井(508事業者)
- 和歌山(612事業者)
- 徳島(448事業者)
- 島根(472事業者)
- 高知(509事業者)
- 鳥取(362事業者)
各都道府県の陸運の特徴
トップクラス
北海道が保有台数や事業者数ともにトップクラスの数を誇るのは除外するとして、2位以降は愛知、大阪、東京、福岡といった各首都圏の政令指定都市が続く順当な結果となっていますね。
各地方の主要都市に続いては関東地方、中部地方といった周辺の隣県がランクインしていて各地域の人口や面積などを考慮しても妥当なところでしょう。
イレギュラー
イレギュラー的な特徴的な点が表れた地域は、海がないにも関わらず上記の主要都市に匹敵するほど陸運が盛んな埼玉県や逆に人口の割にトラックによる運送が行われていない京都府などは気になるところです。
埼玉といえば国道16号線や国道17号線をはじめとした主要道路のほか京都まで通ずる中山道が通っているなど、東京の隣県に位置していることに加えて人口数や交通事情といった諸事情が含まれていると思われます。
京都府は「碁盤の目」とも呼ばれるほどきちんと区画整理が行われていることは有名ですが、それ以上に文化遺産などの影響で道が狭く交通渋滞が起こりがちなことに加えて観光客も多いなどの理由で不便が多いので、トラック以外のその他の運送手段が発達しているのではないかと推察します。
上位と下位
日本国内でおいて最も陸運が盛んな地域は愛知県で、車社会であることや交通事故や交通マナーの悪さNo.1と言われることからも名実ともに日本一と考えて良いでしょう(絶対数が多いので相対的に悪いように思えてしまうという現象)。
トラックの保有台数・運送業者ともに最下位の結果となった鳥取県ですが、鳥取県は47都道府県において人口が59万人と群を抜いて一番低いことで知られていますし順当な結果といえるでしょう。
東京 |
各地方の主要都市に続いては関東地方、中部地方といった周辺の隣県がランクインしていて各地域の人口や面積などを考慮しても妥当なところでしょう。
イレギュラー
イレギュラー的な特徴的な点が表れた地域は、海がないにも関わらず上記の主要都市に匹敵するほど陸運が盛んな埼玉県や逆に人口の割にトラックによる運送が行われていない京都府などは気になるところです。
埼玉といえば国道16号線や国道17号線をはじめとした主要道路のほか京都まで通ずる中山道が通っているなど、東京の隣県に位置していることに加えて人口数や交通事情といった諸事情が含まれていると思われます。
京都府は「碁盤の目」とも呼ばれるほどきちんと区画整理が行われていることは有名ですが、それ以上に文化遺産などの影響で道が狭く交通渋滞が起こりがちなことに加えて観光客も多いなどの理由で不便が多いので、トラック以外のその他の運送手段が発達しているのではないかと推察します。
上位と下位
鳥取 |
トラックの保有台数・運送業者ともに最下位の結果となった鳥取県ですが、鳥取県は47都道府県において人口が59万人と群を抜いて一番低いことで知られていますし順当な結果といえるでしょう。
参照した資料
- 平成22年度トラック輸送データ集2010
- 平成22年度版トラック輸送産業の現状と課題
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