2012年4月29日日曜日

東京都のトラック事情


日本の首都であり、司法・立法・行政や経済の中心地。
世界規模で見ても世界で最も人口が多い都市圏で東京で
手に入らないものはない、とまで言われる。

数々の象徴

渋谷区の日常
日本の首都機能の全てが集約されているといっても過言ではない中央集権的な都市で、この点は有事の際の問題点としてたびたび指摘されている。

東京には実に国内人口の10%が集まっていて、特にその中心を担っている区部には皇居、東京タワー、国会議事堂、東京スカイツリー、東京都庁など旧来のから最新まで数々の名所があり枚挙に暇がない。

一方、地理的には日本最南端および日本最東端に位置する沖ノ鳥島を擁する都道府県で、南北幅も47都道府県中最大である。
また、独特の風味をもつ発酵液を浸潤させた「くさや」は東京の特産品である(伊豆諸島の特産品)。

東京都の道路交通

東京都の主要国道
東京の交通は東京駅を中心に国道1号、4号、6号…といった10以上の国道が神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県といった周辺地域に向かって放射状に伸びていて、その国道を大きく横切るように円状に環七通りや環八通りといった環状道路が配置されている。
その様相はまさにクモの巣そのもので、このように主要道路が都内の区部全域にわたって配置されている。

このように交通網が整備されてはいるものの、交通の絶対数があまりにも多いことから主要道路では昼夜を問わず慢性的な渋滞が深刻な問題となっている。
また、これらの渋滞は主に自家用車ではなく商用車によって引き起こされている。
東京都内(特に都市部)で自家用車があまり見られない理由としては、東京都内は鉄道網のほかバス・タクシーといった交通手段も国内随一の発達ぶりで自家用車を使わずともたいていの場所に行けてしまうので、そもそも自家用車の所持率が低いためである。

東京都の主な地域

  • 足立区
  • 荒川区
  • 板橋区
  • 江戸川区
  • 大田区
  • 葛飾区
  • 北区
  • 江東区
  • 品川区
  • 渋谷区
  • 新宿区
  • 杉並区
  • 墨田区
  • 世田谷区
  • 台東区
  • 中央区
  • 千代田区
  • 豊島区
  • 中野区
  • 練馬区
  • 文京区
  • 港区
  • 目黒区
  • 昭島市
  • あきる野市
  • 稲城市
  • 青梅市
  • 清瀬市
  • 国立市
  • 小金井市
  • 国分寺市
  • 小平市
  • 狛江市
  • 立川市
  • 多摩市
  • 調布市
  • 西東京市
  • 八王子市
  • 羽村市
  • 東久留米市
  • 東村山市
  • 東大和市
  • 日野市
  • 府中市
  • 福生市
  • 町田市
  • 三鷹市
  • 武蔵野市
  • 武蔵村山市
  • 奥多摩町
  • 日の出町
  • 瑞穂町
  • 檜原村
  • 大島町
  • 利島村
  • 新島村
  • 神津島村
  • 三宅村
  • 御蔵島村
  • 八丈町
  • 青ヶ島村
  • 小笠原村


PR: 東京都のトラック買取

2012年4月28日土曜日

陸運の盛んな地域


今や日本の物流のすべてを支えているといっても過言ではない陸運。
とりわけトラックの運送の需要は非常に高いですが、果たして最も
陸運が盛んな地域はどこなのでしょうか。

トラック輸送データ集

 トラックにおける陸運に関しては全日本トラック協会から毎年トラック輸送データ集
というものが発行されていて、それによると各都道府県の保有車両数と事業者数は
次のようになっています。

各都道府県別のトラック保有台数

  1. 北海道(186,199台)
  2. 愛知(136,756台)
  3. 東京(129,960台)
  4. 埼玉(117,684台)
  5. 大阪(111,184台)
  6. 千葉(101,276台)
  7. 神奈川(95,873台)
  8. 福岡(91,851台)
  9. 静岡(87,196台)
  10. 茨城(89,100台)
  11. 兵庫(72,837台)
  12. 岐阜(58,672台)
  13. 群馬(57,489台)
  14. 栃木(55,524台)
  15. 新潟(54,352台)
  16. 宮城(52,210台)
  1. 広島(51,998台)
  2. 長野(49,860台)
  3. 福島(48,564台)
  4. 岡山(44,056台)
  5. 三重(41,782台)
  6. 鹿児島(37,450台)
  7. 熊本(36,351台)
  8. 京都(35,370台)
  9. 青森(34,103台)
  10. 岩手(33,992台)
  11. 愛媛(27,846台)
  12. 滋賀(27,763台)
  13. 富山(27,597台)
  14. 宮崎(26,950台)
  15. 山口(25,885台)
  16. 山形(25,639台)
  1. 沖縄(25,516台)
  2. 石川(24,877台)
  3. 大分(23,461台)
  4. 奈良(21,953台)
  5. 秋田(21,946台)
  6. 香川(21,505台)
  7. 長崎(19,167台)
  8. 山梨(18,904台)
  9. 佐賀(18,646台)
  10. 福井(18,468台)
  11. 和歌山(17,260台)
  12. 徳島(16,558台)
  13. 島根(13,766台)
  14. 高知(13,645台)
  15. 鳥取(11,162台)

各都道府県別のトラック運送業者数

  1. 北海道(3,795事業者)
  2. 愛知(2,957事業者)
  3. 東京(5,815事業者)
  4. 埼玉(3,565事業者)
  5. 大阪(4,621事業者)
  6. 千葉(2,307事業者)
  7. 神奈川(2,780事業者)
  8. 福岡(2,165事業者)
  9. 静岡(1,804事業者)
  10. 茨城(2,379事業者)
  11. 兵庫(2,321事業者)
  12. 岐阜(972事業者)
  13. 群馬(1,233事業者)
  14. 栃木(1,200事業者)
  15. 新潟(856事業者)
  16. 宮城(1,299事業者)
  1. 広島(1,701事業者)
  2. 長野(705事業者)
  3. 福島(1,072事業者)
  4. 岡山(1,307事業者)
  5. 三重(989事業者)
  6. 鹿児島(1,136事業者)
  7. 熊本(916事業者)
  8. 京都(1,046事業者)
  9. 青森(910事業者)
  10. 岩手(649事業者)
  11. 愛媛(814事業者)
  12. 滋賀(590事業者)
  13. 富山(688事業者)
  14. 宮崎(487事業者)
  15. 山口(715事業者)
  16. 山形(446事業者)
  1. 沖縄(978事業者)
  2. 石川(859事業者)
  3. 大分(522事業者)
  4. 奈良(701事業者)
  5. 秋田(432事業者)
  6. 香川(627事業者)
  7. 長崎(598事業者)
  8. 山梨(535事業者)
  9. 佐賀(478事業者)
  10. 福井(508事業者)
  11. 和歌山(612事業者)
  12. 徳島(448事業者)
  13. 島根(472事業者)
  14. 高知(509事業者)
  15. 鳥取(362事業者)

各都道府県の陸運の特徴

トップクラス

東京
 北海道が保有台数や事業者数ともにトップクラスの数を誇るのは除外するとして、2位以降は愛知、大阪、東京、福岡といった各首都圏の政令指定都市が続く順当な結果となっていますね。
 各地方の主要都市に続いては関東地方、中部地方といった周辺の隣県がランクインしていて各地域の人口や面積などを考慮しても妥当なところでしょう。

イレギュラー

 イレギュラー的な特徴的な点が表れた地域は、海がないにも関わらず上記の主要都市に匹敵するほど陸運が盛んな埼玉県や逆に人口の割にトラックによる運送が行われていない京都府などは気になるところです。
 埼玉といえば国道16号線や国道17号線をはじめとした主要道路のほか京都まで通ずる中山道が通っているなど、東京の隣県に位置していることに加えて人口数や交通事情といった諸事情が含まれていると思われます。
 京都府は「碁盤の目」とも呼ばれるほどきちんと区画整理が行われていることは有名ですが、それ以上に文化遺産などの影響で道が狭く交通渋滞が起こりがちなことに加えて観光客も多いなどの理由で不便が多いので、トラック以外のその他の運送手段が発達しているのではないかと推察します。

上位と下位

鳥取
 日本国内でおいて最も陸運が盛んな地域は愛知県で、車社会であることや交通事故や交通マナーの悪さNo.1と言われることからも名実ともに日本一と考えて良いでしょう(絶対数が多いので相対的に悪いように思えてしまうという現象)。
 トラックの保有台数・運送業者ともに最下位の結果となった鳥取県ですが、鳥取県は47都道府県において人口が59万人と群を抜いて一番低いことで知られていますし順当な結果といえるでしょう。

参照した資料

  • 平成22年度トラック輸送データ集2010
  • 平成22年度版トラック輸送産業の現状と課題

2012年4月27日金曜日

福岡県のトラック事情


福岡県は福岡ソフトバンクホークスやとんこつラーメンといった多数の特産品で有名な県です。
人の気質は主に福岡・北九州・筑豊・筑後の4地区に分かれていてそれぞれで全く異なる。

北九州市周辺は公営ギャンブルが日本一集中している

福岡の食文化
芦屋町に芦屋競艇、下関市に下関競艇、山陽オートがあるほか飯塚オートなども近く、北九州市は小倉競馬および、ウインズ八幡がありダービーや天皇賞の時などは盛況です。
ほかにも福岡ボートの力が強かったりと県全体でギャンブルが盛んで福岡-小倉を結ぶ高速バスも実に1日150便も往復している。

福岡県の食文化といえば、まずとんこつラーメンが挙げられます。
本場ではトッピングには高菜が定番で、「店舗の豚骨臭や汚れが強ければ強いほど出されるラーメンが美味しいものである」という格言がある。

福岡県の道路交通


福岡県の道路事情
九州の交通機関は非常に発達していて各企業間の競争が激しく全国的にも運賃が安い。
鉄道以上に高速バス網が発達しているほか韓国釜山へも手軽に行けるJR九州の高速船ビートルなども気軽に利用することができ、カメリアラインで行き帰り船中泊するツアーから日帰りの弾丸ツアーまで可能。

一方で運転マナーはとても悪いと言われているほか、道路の段差は不快を感じるほどでその数も多く一部の低床ノンステップバスが走らせられないという状況にあります。
道路の路面状況は簡易舗装のようなツギハギが多く道路の幅員も全般的に狭く都心部の交差点などでの混雑は深刻です。

福岡県の主な地域

  • 福岡市
  • 筑紫野市
  • 春日市
  • 大野城市
  • 太宰府市
  • 筑紫郡
  • 糟屋郡
  • 宗像市
  • 古賀市
  • 福津市
  • 糟屋郡
  • 糸島市
  • 朝倉市
  • 朝倉郡
  • 北九州市
  • 中間市
  • 遠賀郡
  • 行橋市
  • 豊前市
  • 京都郡
  • 築上郡
  • 八女市
  • 筑後市
  • 八女郡
  • 久留米市
  • 大川市
  • 小郡市
  • うきは市
  • 三井郡
  • 三潴郡
  • 大牟田市
  • 柳川市
  • みやま市
  • 直方市
  • 宮若市
  • 鞍手郡
  • 飯塚市
  • 嘉麻市
  • 嘉穂郡
  • 田川市
  • 田川郡


PR: 福岡県のトラック買取

2012年4月26日木曜日

トラックの歴史


現在の物流には欠かせない存在ともいえるトラック。
そのトラックにはどのような歴史があるのでしょうか。

トラック(運送)の歴史

紀元前

馬車
車輪の発明によって紀元前3000年ごろのメソポタミア文明で荷車が登場。
さらに、馬やロバや牛などに引かせる荷車は紀元前2500年ごろのシュメール文明で用いられたと考えられています。
いずれも一度に大量の農作物を運ぶための手段となり1900年ごろまで利用されました。

1771年

キュニョーの砲車
1765年に蒸気機関が実用化されると産業が大きく変化し、産業用動力源として大いに活用されました。
この蒸気機関を小さくしてクルマに搭載したのがフランスのルイ15世軍の技術大尉であったニコラス・ジョセフ・キュニョーで、キュニョーが開発したキュニョーの砲車は世界最初の自動車として認められています。

1897年

ディーゼルエンジン
1892年、ルドルフ・ディーゼルによってガソリンエンジンよりも25%も熱効率の良い動力機関として、ディーゼルエンジンが開発されました。
(※公開は1897年)

1914年

トレーラー
1896年にダイムラーがトラックを製造して以来、数多くのメーカーがトラックを作ったことで物品輸送は目覚しい発展を遂げました。
そんな中、より多くの荷物を一度に運ぶ輸送手段として世界初となるフルハーフのトレーラが、アメリカで開発されました。
開発したのはなんと鍛冶屋を営んでいたオーガスト・C・フルハーフで、もともとはボートの運搬用として開発されましたが近代的なトレーラの元祖といえるでしょう。

1923年

初期のベンツ
ディーゼルエンジンは発明後に次々に改良が加えられながら軽量・小型化が進みました。
初期の自動車(商用車)用ディーゼルエンジンのひとつとしては1923年に製造されたダイムラー・ベンツのOB2型が有名です。

歴史上最も古い車たち

キュニョーの砲車

キュニョーの砲車は、元々は軍事用に開発されたもので「馬の代わりに蒸気機関を使って大砲の牽引に使えるかどうか」という目的で作られました。
1台目(1号車)が製作されて試運転で走行した1769年が自動車誕生の年とされているほか、2台目(2号車)は現存する最古の自動車として保管展示されており見学が可能である点など人類にもたらした影響は計り知れません。
ちなみに、キュニョーの砲車はブレーキなど停止するための装置が搭載されていなかったので初めての試運転中に事故で破損。
初めての自動車が初めての走行で初めての交通事故を起こすという結果に終わっています。

いすゞ

日本で国産自動車のレベルアップを図るために商工省標準型自動車の製造が開始されたのは1920年頃からで、石川島自動車製造所と東京瓦斯電気工業とダット自動車製造の3社が共同で携わりました。
この結果TX40型トラックをはじめ、TX35型トラックやBX40型バスが製造され、1932(昭和7)年に完成。
これらの車両は伊勢の五十鈴川にちなんで「いすゞ」と命名…そう、つまり「いすゞのトラック」でおなじみのあのいすゞ自動車です。

2012年4月24日火曜日

千葉県のトラック事情


千葉県は工業地帯、観光地、農業漁業とあらゆる産業が盛んな県です。
何かと首都圏の他の都県との比較で劣ると見られがちですが、そんなことはありません。

いつも東京に持っていかれる

実は千葉なんです
千葉県は日本にとって重要な建物や施設がたくさんあるのですが、その多くが東京にあると勘違いされています。
成田空港や幕張メッセは東京にあると思われがちですが、どちらも千葉県にあります。
成田から日本に来た外国人の方は、自分が東京に降り立って、東京から飛び立ったと勘違いしたまま帰国することも多いとか。

そしてネーミングの問題とも思われる事例ですが、東京ディズニーランドの所在地は千葉県浦安市です。
他にも袖ヶ浦市にある東京ドイツ村というものもありますし、幕張メッセで行われる東京モーターショウ、柏市にある伊藤ハムの東京工場など、千葉県なのに東京○○が多すぎます。
実はこうしてみると、千葉県はあらゆる産業で栄えており、首都圏と言うににふさわしい実力があるのです。

しかしながら千葉の人たちはおおらかな性格で、そんな仕打ちを受けているにもかかわらず気にしていない様子なので、これからも東京○○は増え続けていくと思われます。

千葉県の道路交通

車幅が狭いと言われます
千葉県は県下各地にそれぞれ産業が分散しているため、全域にわたって道路が行き渡っています。
羽田からは東京湾アクアラインで袖ヶ浦市に接続されており、重要な交通路でありながら、海ほたるという観光スポットも兼ねています。

南北に長い千葉県は多くの基幹となる道路で結ばれており、度々整備の悪さが指摘されています。
交通量に対して道路幅が足りない箇所や、道がガタガタになっているという話をよく聞きます。
道路の不整備に対して不満を叫ぶ人もたくさんいるようで、対応を迫られている状況です。

全国どこでもある問題ですが、なまじ首都に近く、開発が進んでいることで交通量の増加に対応できていないという事情があるのかも知れません。

千葉県の主な地域
  • 市川市
  • 船橋市
  • 浦安市
  • 鎌ヶ谷市
  • 松戸市
  • 柏市
  • 我孫子市
  • 流山市
  • 野田市
  • 成田市
  • 白井市
  • 印西市
  • 富里市
  • 香取市
  • 旭市
  • 銚子市
  • 匝瑳市
  • 千葉市
  • 市原市
  • 佐倉市
  • 習志野市
  • 八千代市
  • 四街道市
  • 八街市
  • 東金市
  • 茂原市
  • 勝浦市
  • いすみ市
  • 館山市
  • 木更津市
  • 鴨川市
  • 君津市
  • 富津市
  • 袖ヶ浦市
  • 南房総市
  • 印旛郡
  • 香取郡
  • 山武郡
  • 夷隅郡
  • 安房郡

35市5郡が千葉県の主な地域になります。

PR: 千葉県のトラック買取

2012年4月23日月曜日

陸運局(運輸支局)とは?


中古車や中古トラックの買取などで度々耳にする陸運局とはどういう機関なのでしょうか。
売買だけでなく、譲渡するときにもお世話になる事になるので、知識を得ておきましょう。

現在は地方運輸局

地方運輸局の管轄地域
陸運局とは、かつての運輸省の地方支分部局である地方陸運局や下部組織である陸運支局、陸運事務所の総称として使われていました。
運輸省が2001年に建設省、国土庁、北海道開発庁と統合されて国土交通省となり、陸運局の機能は幾つかの組織に分割されました。

現在でも陸運局という呼称が用いられますが、自動車・トラック等の名義変更や国内の自動車の登録などにあたっては地方運輸局と運輸局の管轄下にある運輸支局が担当しています。

自動車の買取・販売、譲渡などで所有者が変わる場合には運輸支局での手続きが必要となり、買取業者はこの手続を代行するところが多いです。

基本的には名義変更は所有者自ら行うことが原則となっており、買取業者に任せる場合は委任状が必要になります。
→参考:トラック買取に必要な書類

他にも車検も全般的に担当しており、車検証の登録等もこの運輸支局が管轄となっています。
車検証の紛失や汚損なども運輸支局で再発行できるので、車の事で困ったら運輸支局に連絡してみましょう。

地方運輸局の仕事

観光での地域活性化も仕事です
地方運輸局は運輸・交通に関する業務を担当しており、全国を9つの地域、北海道、東北、関東、北陸信越、中部、近畿、中国、四国、九州に分割して管轄してます。
それぞれの運輸局が運輸支局と呼ばれる、支局を擁しており、自動車の登録などはこの運輸支局に届出ます。

地方運輸局の仕事は乗り物の安全を確保し、正確に人や荷物を輸送できるようにすることであり、乗り物の安全を確保する目的で行なっている車検も地方運輸局の仕事として位置づけられています。
→参考:日本の車検、海外の車検

事故をおこした交通事業者への対応も地方陸運局の仕事となっており、監査をおこない、同様な事故が起こらないように防止策を検討します。
場合によっては安全基準や制度の見直しを行います。

また、交通の活性化による観光資源の有効利用なども同時に担っており、検査・登録や運輸事業の許認可・監督などと同じく、重要な仕事として考えられています。

運輸局の主な仕事をまとめると
  • 鉄道、自動車、船舶の検査・登録など
  • 運輸事業の許認可・監査など
  • 観光事業と地域の活性化など
主にこういった仕事を地方運輸局は担っています。

2012年4月22日日曜日

兵庫県のトラック事情


 大きな工業地帯を擁する兵庫県は、近畿圏最多の工場立地数となっています。
近畿地方と中国地方の中間に位置し、神戸港を含む近畿地方の運送の重要拠点です。

近畿の玄関、神戸港

海上コンテナ
大阪港とともに、スーパー中枢港湾の指定を受けている、主要な国際貿易港である神戸港。
交易の拠点として日本の国内外との交易で栄えており、近畿地方の商工業の中心地である大阪と近いこともあり、近代以降の規模拡充でコンテナの取扱個数が世界一になるなど、世界有数の港として知られています。

海コンが活発に走り回っているのも特徴で、運送業者も多く存在します。

阪神淡路大震災で大きな痛手を負ったにも関わらず、現在でも貿易の中心として神戸港が位置づけられるのには、天然の良港と言われる神戸港の地形的に恵まれた特徴と、現地の方々の努力の結果ではないかと思います。

過密の南部と過疎の北部

北部は過疎が進む
神戸を始めとする工業の中心地である兵庫県南部とは対照的に、北部は高速道路も通っておらず、人口密度も極端に低くなっており、過疎化が進んでいます。
過密の南部地域と過疎の北部地域を合わせると全国の平均的な産業活動指数となることから、日本の縮図と表現されることがあります。

県中央部の中国山地は交通の難所として知られており、この中国山地により北部と南部が隔てられている形になっています。
そのため南部地域と北部地域は同じ県内とはいえ、行き来が不便になっています。

北部の若者が仕事を求めて南部に移り住んでしまうのが過疎化の原因と言われていますが、地方から大都市へ移り住むというのは日本全国でも起こっている過疎の原因ですね。

兵庫県の主な地域
  • 神戸市
  • 尼崎市
  • 西宮市
  • 芦屋市
  • 伊丹市
  • 宝塚市
  • 川西市
  • 三田市
  • 川辺郡
  • 明石市
  • 加古川市
  • 高砂市
  • 加古郡
  • 西脇市
  • 三木市
  • 小野市
  • 加西市
  • 加東市
  • 多可郡
  • 姫路市
  • 神崎郡
  • 相生市
  • たつの市
  • 赤穂市
  • 宍粟市
  • 揖保郡
  • 赤穂郡
  • 佐用郡
  • 豊岡市
  • 養父市
  • 朝来市
  • 美方郡
  • 篠山市
  • 丹波市
  • 洲本市
  • 南あわじ市
  • 淡路市
 29市8郡が兵庫県の主な地域です。



PR: 兵庫県のトラック買取

2012年4月21日土曜日

トラック買取に必要な書類


あらゆる契約には書類が必要です。
トラック買取にはどのような書類が必要なのでしょうか。

新たに作成する書類

用意する書類は少ないです
買取に必要な書類は以下のページを参考にさせて頂きました。
→参考:トラックジャパン-必要書類一覧(売却)

委任状

通常、自動車の登録や名義変更の手続は自分でやることになっています。
売却時には一旦、買取業者の所有物となって、購入者が現れたら購入した人の所有物となります。
この自動車の名義変更を買取業者に代行依頼するためのものです。

使用目的が空欄になっていることが多いですが、自動車の扱いに関することにしか使えない様式になっているはずなので、悪用される事は殆ど無いと思われます。
不安があれば、 買取業者の方に空欄に記入してもらったあとで記名押印すると良いと思います。

譲渡証明書

他の人に自動車の所有権を譲る、つまり、車を売ったということを証明するためのものです。
この譲渡証明書が無いと、あとあと新たな所有者が事故を起こした時などにトラブルが起こりえます。

事業用自動車等連絡書(事業用自動車の場合)

事業用自動車(人や荷物を運ぶ自動車、緑ナンバー)の場合は、使用をやめることを陸運局(運輸支局)に届け出る必要があります。

印鑑登録証明書

所有者の印鑑登録証明書。
法人の場合は法人の印鑑登録証明書が必要になります。
申請する者が支配人である場合は、本社の所在証明として、謄本などが必要となります。

すでに所持している書類

自賠責保険証明書

概ねダッシュボードに入っていると思います。
常に車に携帯している必要のあるものなので、車のどこかにおいてあるはずです。
もしなくしてたり、破れてしまっている場合は再発行できるとのことなので、保険会社に連絡しましょう。

車検証

こちらもダッシュボードにあるのではないでしょうか。
自賠責保険証明書と同様に、汚損・破損は再発行できます。 陸運局で可能です。


自動車納税証明書

こちらは携帯する義務がないので、もしかすると別の場所に保管しているかも知れません。
なくしてしまった場合は再発行も可能です。

2012年4月20日金曜日

神奈川県のトラック事情


古くから栄えた貿易都市で、各地への交易路として現在も多くの道路が残っている。
陸路だけでなく、横浜港は海上貿易の重要拠点として長年活躍しています。

恵まれた陸路と海路

横浜港
神奈川県は古くから人が住み続けた土地であり、中世には鎌倉幕府が置かれ、政治の中心地として栄えてきました。
小田原は城下に唐人町をおいて、独自に国外との貿易も行なっており、日本の中でも古くから続く貿易都市です。

江戸時代には江戸への交通路として東海道が整備され、陸路も開発が進み、現在は国道1号線と国道15号線として使われています。

陸路も海路も整備されていることから、貿易の中心地として考えられており、運送も盛んです。
長距離トラックの行き来や海上コンテナ(海コン)の運送など、トラック関係でも多くの業種が入り乱れています。
全国のトラックによる輸送量は49億6100万トンで、その内の営業用トラックによる輸送は29億トンとなり、神奈川県における営業用トラックの輸送量は1億1440万トンとなっています。(2006年時)

海外貿易が盛んなこともあり、あらゆる品物が日本へ入ってくるため、日本の玄関として今日まで知られてきました。

交通事情

箱根峠はこういうカーブが続きます
古くから交易路として栄えてきた神奈川県は交通的にも要所として整備されており、県内全域通して比較的大きな道路が行き渡っています。

旧東海道の国道1号線は交通量が多いのでバイパスが多く設置されていますが、渋滞が多く、日本一渋滞する国道と言われることもしばしばです。
また、箱根峠には夜間、走り屋が多く集まってくることもあり、通行する際には注意が必要です。
ただでさえヘアピンコースが続いて危険な区間です。(だからこそ走り屋も集まるのですが・・・)安全運転で行きましょう。

また、都心部に近づくにつれて交通量も増してくる傾向にあるので、渋滞を視野に入れた運転スケジュールを組まないと痛い目にあいます。

都心と同じように、外部から来たドライバーにとっては苦労することになるので、十分に気をつけて通行しましょう。

神奈川県の主な地域
  • 横浜市
  • 川崎市
  • 相模原市
  • 厚木市
  • 大和市
  • 海老名市
  • 座間市
  • 綾瀬市
  • 横須賀市
  • 鎌倉市
  • 逗子市
  • 三浦市
  • 藤沢市
  • 平塚市
  • 茅ヶ崎市
  • 秦野市
  • 伊勢原市
  • 南足柄市
  • 小田原市
  • 愛甲郡
  • 三浦郡
  • 高座郡
  • 中郡
  • 足柄上郡
  • 足柄下郡
 神奈川県の主な地域は19市6郡です。

PR: 神奈川県のトラック買取

2012年4月19日木曜日

相場より高く査定額をだすのはどういう時?

どのような物にも価格の相場があります。
時としてこの相場より高い金額になることがありますが、それがどういった時なのでしょうか。

トラックの状態がよい

綺麗にしておきましょう
年式や走行距離、装備品などによって中古トラックの価格相場は変動します。
簡単な情報があればある程度の価格は出ますが、もちろん中古車には個体差があります。
主にオーナーの乗り方や業務の内容、環境(海に近いところで主に扱っていると錆びやすいなど)によって個体差は出てきますが、大切に扱ってきたトラックは状態がよく、相場よりも高く買取りできる可能性が出てきます。
少なくとも現車確認時に買い叩かれる可能性は大幅に下がるでしょう。
車検が残っていたり、メーカー保証が残っているというのも買取額を引き上げる事につながります。

何度も書いているようですが、買取に出す時に高く買取ってもらうには、普段からトラックを大切に扱ってあげる事が重要です。

業者の品不足など

商品がなければ商売はできない
業者さん側の問題なのですが、買い取ったトラックを売らなければ中古車の販売は利益が出ません。
そして、売るものがなければ商売にはならないのです。当たり前ですが。。。

何らかの原因で売る商品=中古トラックが不足して、利益幅が小さくてもいいからとにかく買取りたいと言う場合です。
トラックを売る側からしたら分からないのでどうしようもないですが、一度査定を断られたところでも時期が変わると状況が変わるので、ダメ元で連絡してみるのもいいかも知れません。

他のユーザーからの需要がある

需要と供給が成り立つことが大事
トラックは買取しても売れなければ大きな損害が出てしまいます。
維持管理費用もあるので、売るにしても早めに売らなければ、管理している期間の分だけ利益が少なくなってしまいます。
買取業者も出来るだけ早く買取ったトラックを売りたいはずです。

そのため、他のユーザーから「こういうトラックが欲しくて探してるんですけど」といった問い合わせなどで需要が確定していたりすると、すぐにさばけるアテができるので、維持管理費を差し引いた査定額を提示できるのです。

要するに早めに出してしまいたいということなので、はじめに書いた「トラックの状態をよくする」ことと根本的には同じ事です。
状態のいいトラックのほうが早く売れるでしょうからね。

2012年4月17日火曜日

群馬県のトラック事情



日本三大名泉の一つと言われる草津温泉は毎日ドラム缶23万本分もの温泉が噴き出しているそう。
3つの国立公園も有しており、恵まれた自然に囲まれています。

交通事故が多い

北関東自動車道
温泉やスキー場、国立公園などの観光資源が充実しており、首都圏からも比較的移動しやすい距離にあるため、人の行き来も多いです。
だるまや生糸・絹製品などの名産品も多く、関東と北陸の中間に位置しているので、物流も盛んです。
東毛地域の太田市や大泉町はスバル(富士重工業)のルーツとなった中島飛行機の時代から続く北関東屈指の工業都市です。

しかし、群馬県が抱える問題としては交通事故の多さです。 一人一台自動車を保有しており、自動車の保有率と免許取得率は全国一位。 一世帯あたりの保有台数も全国五位です。
こういった事情も関係していると思うのですが、ワースト5にいつもランクインしてしまいます。
交通事故件数の全国平均が下るのと同じように群馬県も事故の件数は下がっているものの、まだまだ多い水準です。
自動車保有率が示す車社会の現状が現れているのだと思います。

若年者が関係する事故は減少傾向にありますが、高齢者の関係する事故が増えているとのことです。
無謀な運転が度々指摘されていますが、運転する際には巻き込まれることに気をつけましょう。

交通事情

前項での交通事故は交通事情としては気にすべき点ですが、若年・高齢のドライバーが多いことが交通事故の件数が多い原因ではないかと思われます。
そのため、自分が大丈夫だと思っていても、巻き込まれる可能性があります。

山岳地帯が多く、県北部は豪雪地帯として指定されている地域もあり、冬季の運転は雪道装備を忘れずに、無理な運転をしないようにしておきたいです。

県の人口の7割は南部の平野部に集中しており、その南部も地域ごとに産業に特色があり、どこが首位都市か明確ではないです。
それぞれの拠点都市は高速道路などで結ばれており、行き来しやすくなっています。

栃木・福島方面へは北関東自動車道か国道50号、新潟方面へは関越自動車道、長野方面へは上信越自動車道で向かうのが一般的です。

群馬県の主な地域
  • 前橋市
  • 高崎市
  • 桐生市
  • 伊勢崎市
  • 太田市
  • 沼田市
  • 館林市
  • 渋川市
  • 藤岡市
  • 富岡市
  • 安中市
  • みどり市
  • 北群馬郡
  • 多野郡
  • 甘楽郡
  • 吾妻郡
  • 利根郡
  • 佐波郡
  • 邑楽郡
群馬県の主な地域は12市、7郡となります。

PR: 群馬県のトラック買取

2012年4月16日月曜日

トラック買取のトラブル事例


 トラックだけではないのですが、中古車の売買ではよくトラブルを耳にします。
どういったトラブルがあるのか事例を知っておいて、ケーススタディとして買取時に発生する問題を回避しましょう。

トラック買取時の問題事例

営業担当の問題

お互いに気持ちよく取引したいですね
トラックの買取だけに限らないですが、売るようなトラックがないのに営業さんがしつこく買取させてくれと粘ったり、提示した買取価格が実際の買取価格と相違していた、買取後に見つけたという修理跡や傷などを理由に買取価格を下げられたりなど、問題の原因は営業さんであることが多いようです。

買取が確定したあとでキャンセルするなんてこともあるとか。
もちろんのこと、売る側に不備(メーター巻き戻しや事故隠しなど)があれば仕方がないですが、営業さんの確認ミスなどでキャンセルなんてことになると予定も狂わせられたりなど、とんでもないです。

お互いに信頼出来る関係を築けるようにするのが営業の仕事だと思うのですが、必死過ぎて見失ってしまうのでしょうか。
しっかりと見極められるようにしましょう。

一括査定の問題

一括査定は便利で数社同時に比較するのも楽なので、気軽に利用してしまいますが、この一括査定にもトラブルが潜んでいます。
一括査定した次の日から電話がひっきりなしに鳴るようになって、何社とも査定額の交渉をしなければならなくなったり悪質な業者への情報漏洩が起こってしまうというものです。
しまいには消費者金融や金融業者から電話がかかってくる・・・なんてことも。

一括査定サイトがどこに見積もりを出すか把握していないと、または一括査定サイト自体が蓄積した情報を売られるなんてことも最悪では考えられます。

これもトラックの買取だけでなく、ネット関係ではよくあるトラブルなので、面倒でも一社ずつ連絡して、信用できる会社とだけ取引するようにしましょう。

名義変更などの処理の遅れ、または不履行

これはビジネスでは信じられない話なのですが、名義変更するのが遅れたり、変更しなかったりでのトラブルがあるそうです。
名義変更してない状態で重大な事故を起こされてしまったりすると、責任を負う可能性もあるそうですので、契約時の確認はもちろんのこと、変更したかどうかの確認も怠らないようにしましょう。
手続きの都合で遅れる場合もありますので、契約時にいつ頃完了するか確認しておくといいかも知れません。

また、業者相手に売却する分には確認さえすればあまり問題は無いですが、個人間で売買する場合には相手が名義変更に無頓着な可能性が高いです。
知人でもしっかりと話をつけて、お互いの信頼を崩さないようにしましょう。

確認を怠らない

取り上げた事例以外にも数多くトラブルは起こりますが、全てのトラブルに共通するのは「確認さえ怠らなければ起こらない」ということです。

業者さんも親切に色々やってくれたりするので、つい任せっきりになってしまうかも知れませんが、大事なところは必ず確認することがトラブルを防ぐ原因です。

信頼している業者さんでこそ信頼関係を保つためにお互いに確認し合うようにしたいですね。

2012年4月15日日曜日

三重県のトラック事情


日本有数の工業地帯である三重県。
物流も盛んで、トラックにも馴染みの深い土地ではないでしょうか。

多くの産業が盛ん

四日市のコンビナート
海と山に囲まれて、一次産業である農業・漁業が盛んであり、加えて全国的に有名な石油化学コンビナートを始めとする工業も盛ん。
また、伊勢神宮や鈴鹿サーキット、志摩スペイン村など多くの観光資源も有しており、人の出入りも多くなっています。
なお、伊勢神宮への参拝は江戸時代から観光産業として確立されていた、日本でも稀有な事例です。

運送も陸運だけでなく、四日市港を中心として海運も盛んです。
江戸時代から伊勢湾内で海運流通が盛んだったそうで、伊勢商人の仕入れ木綿を運送していた「白子廻船」がその代表格とのこと。

現在でもあらゆる産業を支えるために県内外からトラックを始め、あらゆる手段で物資が行き来しています。

道路事情

名阪国道の入り口
三重県は県内に東名阪自動車道、伊勢自動車道、紀勢自動車道、東海環状自動車道、新名神高速道路と多くの高速道路が張り巡らされており、その他の国道も比較的整備されているため道路交通は恵まれています。
バイパスなどによくある話で、名阪国道は無料の道路ですが、高速道路と勘違いして100キロ以上で走行することがあるようで、度々事故やトラブルが起こるようなので注意が必要です。

四日市市付近は交通量に対して交通網が脆弱で渋滞も多いですが、四日市インターアクセス道路がバイパスとして開通する予定だとのことで、交通渋滞解消への期待があります。
しかし、開通の見込みはまだ立っていないようで、何年も工事が続いているそうです。

大阪や名古屋からの車の流れが多く、また、三重県自体も旧律令国である伊勢国、志摩国、伊賀国、紀伊国と多くの地域から成るため、文化や地域性、習慣などの違いが濃く、地域性が出ると言われるドライバーの気質の違いが出ることからトラブルが起こりやすいとのことです。
運転する際にはこのことに注意して置く必要があるようです。

三重県の主な地域
  • いなべ市
  • 志摩市
  • 伊賀市
  • 桑名市
  • 松阪市
  • 亀山市
  • 四日市市
  • 伊勢市
  • 熊野市
  • 津市
 三重県の主な地域は10市です。

PR: 三重県のトラック買取

2012年4月14日土曜日

日本の車検、海外の車検



当たり前のこととして定期的にやっている車検ですが、日本の車検は特殊だということを知っていますか?
今回は中古車市場にも影響を与える車検について。


車検制度について

車検というのは略語で、正式には「自動車検査登録制度」と言います。
自動車が保安基準に適しているかを確認する検査と、検査に通った自動車の所有権を公証するために登録する制度です。

詳しくは以前に記述しましたのでそちらを参照していただきたいです。
→参考:車検の有無は買取に関係するか

車検を通っていない車は御存知の通り、走らせることは出来ません。
トラックに限らず車を持っている人にとっては厄介なものですが、日本の車が壊れにくいと言われたり、海外で日本の中古車がよく使われることの背景にはこの車検制度の違いが大きく関係していると思われます。

日本の車検

しっかりと検査されます
一般的に車検と言われるのは使用中の自動車の検査証(車検証)の有効期限を伸ばす「継続車検」と言われる車検で、一定期間ごとに行われているものです。
車検の回数を重ねるごとにあれもこれもと修理する箇所が増えてうんざりしますが、実は国家単位でここまで厳しい車検を実施している国はとても少ないのです。

そして何より、車検にかかる費用も実はそんなに高いわけではなくて、高く感じる原因は実は車検のたびにかかる重量税と自賠責保険だったりします。

車検の費用内訳としては
  1. 自賠責保険
  2. 重量税
  3. リサイクル料
  4. 代行手数料(代行者によって変動)
代行というだけあって、車検(自動車の整備)はそもそも自動車を運転する人(所有者)の義務・責任として課されているものであり、最近では自分で運輸支局に持ち込むユーザー車検も定着してきました。
日頃の乗り方次第(メンテナンスをこまめにやれば)では費用がある程度抑えられることもあり、メリットもあるのですが、メンテナンスが不十分になることがあり、走行中に故障して事故などを起こしても全てが自己責任。
海外の車の事情を聞くと走行中に止まるなんて話はよく聞くし、日本の車のように何十年も走るなんてことは考えられないとも言われます。

自動車メーカーもこの厳しい車検を何年も通るような自動車を作らなければならないので、新車も壊れにくいものを作るのは経営努力となります。そうしないとユーザーからすぐに使えなくなるメーカーという烙印を押されますからね。

車検の意義は事故を未然に防ぐことであり、ユーザー視点で見るとその意義を理解し難いというのは仕方ないことかも知れません。

しかしながら重量税はなんか納得出来ないというのはわかります。
→参考:中古トラックの維持に必要な費用

海外の車検

車検がないと・・・
日本の車検に対して、海外の車検はどうでしょうか。

よく聞く話としては「アメリカには車検がない」という話ですが、半分正解で半分外れです。
アメリカは国家単位で車検を義務付けておらず、州単位でそれぞれの基準で車検を行なっており、州によっては車検がない場合もあります。
こんな状態だったら州をまたいで車検をごまかすような方法も出てきそうなものですが、どうなんでしょうかね・・・。

その他の国でも車検は義務付けられていたり、そうでなかったりしますが、欧州諸国は比較的厳しい車検が実施されています。
欧州でも車検は事故の未然防止と近年では排出ガス低減が目的として行われており、EU加盟国に対しては定期的な自動車検査を義務付けられています。
明確な目標値と車検導入による効果も公表されており、ザル検査ではない実施状況が浮き彫りになっています。

国によっては検査さえすれば車検証を発行してくれたり、車検自体も数十分で完了してしまうなど検査が検査として成り立っていないという国もあるので、海外旅行などで現地で車をレンタルするときには日本と同じ感覚では運転できませんね・・・。

2012年4月13日金曜日

奈良県のトラック事情


寺社仏閣や遺跡など観光地として有名な奈良県。
古代から人が行き来していた土地である奈良の道路事情はどうなのでしょうか。


奈良盆地と多くの山岳地帯

これが国道308号
奈良は古代から都を置かれてきた土地であり、日本の故郷と呼ばれることからも分かる通り、多くの遺跡・寺社仏閣・遺産による観光産業が盛んな土地です。
観光地なので交通の便がいいかと思うのですが、意外にもアクセスはよくないようで、奈良市内は狭い道路が多く、通行しにくい場所も多いとのこと。

奈良県は奈良盆地を除いてはほとんどが山岳地帯になっており、大和高原や吉野山地といった森林地帯が面積の殆どを占めています。
奈良盆地は大阪から近いこともあり、現在ではベッドタウンとして 住宅開発がすすめられ、県民の実に8分の1が大阪市や京都市を始めとする県外へ通勤や通学しているという話です。

県下の至る所に遺跡や寺社が点在しており、今なお新たに遺跡が発見されるニュースも珍しくなく、「掘れば出る」ということから開発しづらい地域となっています。

気候は地域によって大きく差が出ており、北部と南部は天気予報では分けて発表されます。
北部は瀬戸内海式気候で年間を通じて天気や湿度は安定していますが、南部は太平洋側気候となっており四季によってその特徴が異なります。

道路事情

奈良県での運転は鹿に注意!
前項で少し触れましたが、開発しようにも掘ればどんどん遺跡が出てくるので大規模な開発は勿論のこと、小規模でも工事を出来ないといった事情からなのか、道路はあまり整備されていないようです。
国道24号線は奈良県の南北に走っていますが、遺跡のど真ん中を通っているため拡充できず、50年以上も1車線しか無いとのことで、バイパスを作ろうとしていますが立ち退きへの反対でなかなか進まないようです。
あらゆる道路が狭いとのことで、国道でも一方通行が多く、他県から奈良県に入ると路面が悪化するため「奈良に入ったな」という実感で県境がわかる程だとのことです。

大型のトラックには中々ハードな道路事情になっています。

高速道路は西名阪自動車道のみで、前述の交通網の脆弱さとも関係して有料道路や国道を高速道路並のスピードで走る車が多いために名阪国道は事故がよく起こっています。

特筆すべきは奈良の名物である鹿です。
奈良公園の鹿は天然記念物であるために、もしうっかりはねてしまった場合は人身事故と同程度に扱われるという話もあります。
奈良の鹿の死因の大半が観光客が運転する車による接触事故だった為に奈良市が天然記念物に定めてもらい、保護しようということが目的です。
特に出産期(5~7月)と発情期(9~11月下旬)は 鹿の気が荒くなるので運転するときには注意が必要です。およそ1年の3分の1にあたる期間ですが・・・。

奈良県の主な地域
  • 奈良市
  • 大和高田市
  • 大和郡山市
  • 天理市
  • 橿原市
  • 桜井市
  • 御所市
  • 生駒市
  • 宇陀市
  • 五條市
10市が主な地域になります。

PR: 奈良県のトラック買取

2012年4月12日木曜日

中古トラック選びのポイント


 中古トラックは同じ車種でも走行距離や年式などで大幅に値段が変わってきます。
ただし、走行距離が短ければいいトラックなのか?年式が新しければいいトラックなのか?
そういう疑問を抱かれたことがある方も少なくないのではないかと思います。

走行距離が長い=トラックを酷使しているとは限らない

走行距離が短くても無茶していたら状態が悪い
一般的には走行距離の長い車はトラックに限らず中古買取・中古販売ともに価値が低くなる傾向にあります。
しかしながら、走行距離が長いトラックは果たして本当に悪いトラックなのでしょうか。

そもそも走行距離を買取価格の基準として考える意味は、「長い距離を走っているトラックのほうが車体やパーツが傷んでいる可能性が高い」ということです。
あまり走っていないトラックは車体やパーツがそんなに傷んでいないだろうと考えられるんですね。
しかし、ここで疑問が生まれます。
荒っぽい運転ですぐにトラックをダメにしてしまう人がいることですね。
また、全くといっていいほど自分のトラックをメンテナンスしない人もいます。信じられないですが。

走行距離が短くても以前のオーナーがこういう人だったとしたら、予想外に早く故障したり、変な癖がついてしまっていたりしかねません。
逆に、走行距離が長くてもしっかりと手入れの行き届いているトラックであれば長持ちすることもあるし、継続して手入れしてあげれば更に長く乗り続けられるでしょう。

走行距離はあくまで目安であり、トラックの状態を判断する絶対的な指標でないことは理解しておかないと中古トラック選びで失敗することにつながります。
しっかりと状態を見て、整備されているトラックを選ぶようにしましょう。

逆に言えば、走行距離を目安としてしか考えていなければ、激安のお宝トラックを見つけることが出来るかも知れませんね。 


年式が古い=性能の悪いトラックというわけではない

車検のない国ではこんなことも
走行距離と同じように、年式もトラックの状態を測る基準として考えられる指標で、新しければ
それだけ性能もいいし状態もいいはずだろうと考えられます。
間違い無いとは思うのですが、やはり走行距離と同じで、トラックの実際の状態を確認することが最も重要です。

ただし、年式に関して言えば排ガス規制との兼ね合いもあり、事実上業務で使えない場合があるので走行距離よりもわかりやすい指標としての位置づけとなります。

もちろん年式が古くても性能の良いトラックはあるので、使う目的と使う地域によっては安くていいものがある可能性があるということは頭においておく必要があるでしょう。

特に日本製のトラックは中古でも比較的状態がいいものが多いです。
トラックに限らず自動車全般そう言われます。

日本製のトラック(自動車)が中古でも状態がいいと言われる明確な理由としては、皆さんお嫌いでしょうが車検の存在があります。
海外でも車検は実施されていますが、名前だけで実際には「検査しましたよ」という証明書だけのザル検査ばかりだったり、アメリカなどは国柄がよく出ており、州によって制度はまちまちで、基本的な考えとして「自分の車は自分で責任を持ちましょう」というスタンスです。
日本はその点きっちりと検査をやり、その都度悪い点に関しては修理しているので状態がいいトラックが多くなるわけです。
まあ、そこはそんなに悪くないでしょって思うことも多々ありますが、いい中古トラックを購入できるのは車検によるところが大きいのは間違い無いといえるでしょう。

車検に関してはまた別の機会に詳しく書くとします。

2012年4月1日日曜日

石川県のトラック事情


加賀百万石と言われる藩主・前田家が有名。
冬には降雪と雷が同時に怒る世界的に珍しい土地。

日照時間の短い日本海側気候

ブリ起こし
ブリ起こしと言われる冬の雷の発生数が日本で一番多く、冬場は北西からの季節風で気温が低く、雪の降る日が多いです。

日本海につきだした能登半島では季節風の影響を受けやすく、北陸地方の他の都市に比べると夏はやや涼しく、冬は雪も少なめ。

対して平野部は比較的温和な気候で、降雪も少ない。

市街地はほぼ海岸沿いに発達しており、 平地が多い加賀地方と丘陵状の山地の対照的な地形が特徴としてあります。
金沢市は北陸自動車道が通っており、東北地方への中継地として使われ、東日本大震災の際には関西地方からの中継地として多く利用されました。

道路事情

能登有料道路
能登半島は海岸沿いに国道249号がめぐっており、半島の先端部までは国道を利用して行けますが、高速道路がないため、先端部へは下道で行くしかありません。
能登半島には高速道路の代わりに「能登有料道路」という有料道路が金沢から能登半島の半ば、穴水町へ通っており、石川県の大動脈と呼ばれています。

石川県内を走行する分には降雪など気候の問題などはそれほどないのですが、富山や岐阜との県境を超えていく場合には、富山県は県内全域が豪雪地帯に指定されているほどです。

岐阜県の方は山岳地帯になっており、長らく高所を走行することになるため、急な気候の変化も考慮しておいたほうが無難です。


石川県の主な地域

  • 金沢市
  • 加賀市
  • かほく市
  • 小松市
  • 珠洲市
  • 七尾市
  • 野々市市
  • 能美市
  • 羽咋市
  • 白山市
  • 輪島市
11市が主な地域になります。


PR: 石川県のトラック買取